メタデータ提出規約 (認証器ベンダー対象)
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このメタデータ提出規約(以下「本規約」という。)は、FIDOアライアンス(以下「FIDO」という。)が運営するメタデータ・サービス(以下「MDS」という。)によって貴社が提供するメタデータステートメントの提出を規定するものである。メタデータステートメントの仕様は、FIDOメタデータステートメント仕様でFIDOにより定められている。このページの下にある「Accepted and Agreed」ボタンをクリックすることで、貴社は本規約に拘束されることに同意したものとする。本規約(もしくはその一部)に同意しない場合、「Do Not Accept」をクリックするか当ウェブサイトから離れるものとする。貴社にはMDSの使用許可はなく、メタデータステートメントを提供する許可も与えられないことから、直ちに当ウェブサイトを離れるものとする。
1.メタデータステートメントの提出
1.1 貴社の本規約に拘束されることへの同意を条件に、MDSを通じたMDSのユーザー(以下「MDSユーザー」という。)によるアクセス、使用、閲覧(以下「許可された使用」という。)のために貴社メタデータステートメントのMDSへのアップロードを許可する。なお、貴社メタデータステートメントは、FIDOメタデータステートメント仕様に適合していなければならない。
1.2 貴社がMDSに提出またはアップロードするメタデータステートメントは、https://fidoalliance.org/に記載されているFIDO仕様に適合した認証器のものとする。MDSにメタデータステートメントを提出またはアップロードする際、貴社はかかるメタデータステートメントの一切の著作権を保持する。
1.3 貴社は、MDSユーザーがFIDO仕様に従った認証を有効にするために、メタデータステートメントへのアクセス、閲覧、利用を許可することを目的として、貴社のメタデータステートメントを、MDSを通じてMDSユーザーに提供するためのロイヤリティのない非独占的かつ全世界における権利をFIDOに付与するものとする。
1.4 貴社は、MDSを通じたMDSユーザーの貴社メタデータステートメントへのアクセス円滑化および自動化を目的として、貴社のメタデータステートメントから特定の情報を抽出し、FIDOメタデータ・サービス仕様に従い認証器に関連する特定の情報を加えた目次(以下「TOC」という。)ファイルを作成するという、ロイヤリティのない非独占的かつ全世界における権利をFIDOに付与する。貴社は、FIDOがかかるTOCファイルの全ての所有権ならびに著作権を保持すること、また貴社が該当TOCファイルについて一切の著作権または所有権を有さないことに同意する。
1.5 FIDOが精査の上、貴社が提出またはアップロードしたメタデータステートメントに誤りがあるまたは必須要素が欠如している、不適切な内容を含んでいる、その他FIDOメタデータステートメント仕様を遵守していない場合、特定の情報について変更または訂正を要請する場合があることに貴社は同意する。貴社は、MDSに該当メタデータステートメントを再提出するまでに問題を解決することに同意する。FIDOが貴社のメタデータステートメントに誤りのあるまたは不適切な内容を含んでいる、必須要素が欠如している、その他FIDOメタデータステートメント仕様を遵守していないと判断した場合、MDSユーザーに該当メタデータステートメントを利用可能としない権利を有することに同意する。
1.6 貴社は、メタデータステートメントと共にMDSに提出またはアップロードした貴社登録商標、サービスマーク、ロゴ、文書その他資料について、貴社および貴社のメタデータステートメントを本規約に記載されているように、および本規約の目的にしたがって合理的に必要なその他の方法で、使用および表示する権利をFIDOに付与する。FIDOアライアンスは、これらの登録商標、サービスマーク、ロゴ、文書その他資料についてかかるメンバーの登録商標ガイドラインに従って使用する。
1.7 貴社は、意図的に(a)ワーム、ウィルス、スパイウェア、マルウェアその他有害または破壊的なコードを送らないこと、(b)他人または他社の特許、登録商標、営業秘密、著作権その他所有権 を侵害するメタデータステートメントを含む一切の素材を提供しないこと、(c)プライバシーまたはパブリシティの権利を侵害、または個人・法人を中傷する・名誉を棄損する一切の素材を提供しないこと、および(d)貴社が法律に基づきもしくは契約または信任関係により利用可能にさせる権利を有さない素材を提供しないことに同意する。
1.8 貴社は、MDSまたはメタデータステートメントにより認証サービスを受ける全ての第三者が、次の内容を認め、合意させるよう誠実に努力しなければならない(貴社は、貴社のエンドユーザー、販売業者、再販業者その他類似の企業に対しても誠実な努力をさせなければならない)。(a)FIDOおよびFIDOエコシステムプロバイダー(以下に定義する。)の権利および利益を守ること、(b)明示的および黙示的保証を放棄すること、(c)(i)仲裁裁判所への提訴を行う場合でもその制限等、貴社が自己の利益のために行うのと実質的に同等の対応で、また(ii)関係法域の法律で制限されない限り、および、適用法令で定める最大限まで、本規約第6節および第9から11節の定める全ての重要な規定および保護と同程度以上に保護し、債務および損害賠償を免除または制限すること。
1.9 貴社は、MDSにより提供される貴社メタデータステートメントまたはTOCにおける関連エントリについてエラーがないかメタデータステートメントおよびTOCを監視し、該当エラーがあった場合はFIDOに迅速に報告することに合意する。
2.メタデータステートメントの使用ライセンス
2.1 本規約および随時改正されるメタデータ利用規約(「付属文書1」として今日現在有効な写しを添付)(以下「利用規約」という。)の規定により、貴社は、対象MDSユーザーに対してFIDO仕様に従い認証を有効化するという目的に限り、メタデータステートメントへのアクセス、使用、閲覧を許可する限定的かつロイヤリティのない非独占的、譲渡不可能、サブライセンス不能なライセンスを直接付与するものとする。
3.MDSユーザーに対しMDSを通じてメタデータを利用可能とするFIDOの責務
3.1 FIDOは、利用規約に定められた規定に対するMDSユーザーの同意に基づいて貴社メタデータステートメントおよびTOCファイルについてMDSユーザーにアクセス、利用、閲覧を許可し、それらを利用可能とすることに同意する。
3.2 FIDOは、(i)利用規約に同意したが同規約を遵守しない特定のMDSユーザーによるメタデータステートメントの使用、および(ii)利用規約第3節1項(d)に記載されている無効メタデータステートメントの使用を抑制するためにMDSの設計、実施、運用について(その独自の裁量において)商業上合理的な努力を行うことに同意する。
3.3 FIDOは、TOCファイルについてFIDOメタデータ・サービス仕様に従い作成し、適用されるFIDOの方針を遵守しながら貴社メタデータステートメントに基づいて正確かつ随時更新することに同意する。
4.FIDO素材の所有権
貴社の未公開、機密または専有情報を含んでいる可能性のあるメタデータステートメントを除き、MDS、TOCファイルおよびMDSのデザイン、構成、セレクション、コーディネーション、表現、「外観と雰囲気」、配置を含む、MDSに含まれる全ての技法、ユーザーインターフェース、登録商標、ロゴ、コンテンツ、コンピューターコード(以下、総称して「FIDO素材」という。)はFIDOが保有し、トレードドレス、営業秘密、著作権、商標権に関する法令およびその他知的財産権で保護されている。本規約で明確に定められている場合を除き、FIDOの 明確な書面による事前の承諾がない限り、MDSの使用、複写、複製、変更、再発行、分解、リバースエンジニアリング、アップロード、配布をいかなる方法、いかなる目的においても一切禁じる。疑義を回避するため、FIDO、FIDOロゴ、その他のFIDOロゴおよびFIDOの名称はFIDOの登録商標としている。例としてFIDOアライアンス仕様登録商標ライセンス契約書で明示されているとおり、貴社はFIDOの書面による事前の承諾なしに上記の登録商標の表示および使用を行わないことに同意するものとする。さらに、貴社は、別途認められていない限り、MDSを通じて入手またはMDSを介した取引と関連してFIDOが貴社に開示することにより入手する全ての取引情報その他MDSユーザーに関するデータ・情報について、必要に応じMDSを通じて取引の完了ないし本規約に基づく義務を達成する目的以外に、使用および第三者に開示しないものとし、貴社の関連会社、代理業者、被雇用者、委託業者も同様にさせるものとする。
5.許諾されない行為
貴社は、(a)地方、国、国際法令に違反する違法な目的、(b)別個の書面による契約においてFIDOが許諾した場合を除くFIDO素材の変更、複写、配布、表示、実行、複製、公開、ライセンシング、派生物の作成、譲渡、販売、(c)FIDOのコンピューターシステムへの不正アクセスを図ること、またはMDSまたはMDSを通じて提供されるサービスの性能もしくは機能の低下につながる一切の行為、(d)許可されていないMDSもしくはFIDO素材の利用を防止・制限する目的の為のMDSセキュリティ関連機能を排除、回避、無効化、破損、その他の方法で干渉する行為、または(e)上記第1節1項に記載の「許可された使用」以外の行為を目的として、故意にMDSを使用しないことに同意する。FIDOの事前の書面による承諾なしに、前述の使用方法を含むMDSまたはFIDO素材の全ての使用は厳禁とする。貴社は、許可された使用以外のMDSまたはFIDO素材の使用はFIDOに回復不能な損害を及ぼす恐れがあることを了承および同意し、FIDOがそのような許可された使用以外の使用を発見した場合には、FIDOはコモン・ローまたは衡平法上で定められたあらゆる救済方法を受けることに加えて差し止め命令に訴える権利を有するものとする。
6.免責事項と制限
貴社は、一部または全ての貴社メタデータステートメントが公に公開または(メタデータステートメントまたはTOCファイルの再配布および法的ヘッダーの除去または変更すること、ならびにそれらを公開することを厳格に禁止する)利用規約 に同意したMDSユーザー以外にも公開される場合があることを了承および理解しているものとする。利用規約に同意したMDSユーザーが同規約に違反した場合、貴社はFIDOがメタデータステートメントまたはTOCファイルを公開した該当違反MDSユーザーを特定する能力を有していないことを了承し、理解しているものとする。貴社は、MDSユーザーに対して、または利用規約に違反したMDSユーザーによって公開されたメタデータステートメントを含むMDS、メタデータステートメント、またはTOCファイルに起因・関連して生じた全ての請求、措置、訴訟その他の手続きもしくは法的責任に対して、FIDOおよびその付属団体、関連団体、納入業者、ライセンサー、メンバー、パートナー、ベンダー、依拠当事者(以下、総称して「FIDOエコシステムプロバイダー」という。)は責任を負わないことに同意する。FIDOおよびFIDOエコシステムプロバイダーは、法的根拠の如何にかかわらず、その損害の可能性や見込について貴社、FIDOまたはFIDOエコシステムプロバイダーが通告され、その他救済策が本来の目的を果たせなかった場合においても、MDSを通じたMDS、メタデータステートメント、FIDO素材、サービス、製品、データおよびその他素材の利用、アクセスもしくは利用ができなかったことにより収益または利益の損失を含む間接的、特別な、偶発的、派生的、懲罰的、契約外の、もしくは処罰的損害が発生または発生した可能性があった際でも一切責任を負わないものとする。MDSまたは関連して提供されたサービス、製品、データその他素材を通じたMDS、メタデータステートメント、FIDO素材に関連した、基づいた、または起因した貴社・その他個人もしくは法人へのFIDO・FIDOエコシステムプロバイダーの賠償責任の総計はいかなる場合でも250ドルを超えることはないものとする。
7.補償
貴社は、(a)貴社のメタデータステートメント提出、(b)貴社の詐欺行為、法律違反、重過失、故意の不正行為、または(c)貴社による本規約の違反に起因または関連して生じた全ての請求、措置、訴訟その他の手続き(以下「請求」という。)について、FIDOおよびその取締役 、役員、被雇用者 、代理業者および依拠当事者またはサービスプロバイダー(以下「FIDO被補償者」という。)を補償するものとし、かかる請求に起因または関連して生じた一切の判決、損失、責任、損害、費用、経費(合理的な弁護士費用および弁護士報酬を含む)についても補償し、FIDO被補償者を免責とする。
8.インターネットセキュリティ
FIDOは、MDSが概ね利用可能で安全であるよう商業上合理的な努力を行うものとする。ただし、MDSへのアクセスが中断または利用不可能となる場合がある。 貴社は、FIDOおよびFIDOエコシステムプロバイダーがMDS、貴社メタデータステートメントまたはTOCファイルを含むFIDO素材についての一切の変更、中断または打切りについて責任を負わないことに同意するものとする。貴社が提出するもしくは既に提出した全てのメタデータステートメントを含むMDSでのメタデータステートメントの技術的処理および伝達は、(a)複数の公共ネットワーク上での伝達および(b)FIDOが制御することができず責任を負わない接続ネットワークまたはデバイスの技術要件に対応するために変更する場合があることを貴社は了承するものとする。
9.本規約の変更
FIDOは利用規約を含む本規約の内容をいかなる時も修正、変更、または更新することができるものとする。新たな規定や改定内容、かかる内容の箇所に関する通知は、MDSウェブサイトに掲載される。FIDOは、本規約を変更する際は変更が有効になる少なくとも30日前までにMDSウェブサイトにその旨を通知する投稿を行うことに同意する。新たなまたは改定された規約の承諾について貴社はFIDOに通知する必要はない。ただし、かかる規約の変更に同意しない場合、かかる改定規約が有効になる前にその意思をFIDOに知らせる必要があり、かかる新たなまたは改定された規約の開始に伴い現在の規約が自動的に失効する。その場合、新たなまたは改定された規約の開始をもってMDSユーザー向けに提供されたMDS上の貴社のメタデータステートメントは全てMDSから除外される。
10.本規約の終了および提出の中止
10.1 貴社は、本規約を終了させ、MDSへのメタデータステートメントの提出をいつでも、理由の如何にかかわらず中止する権利を有している。MDSを通じてMDSユーザーに既に利用可能である貴社のメタデータステートメントの提出中止を希望する場合、FIDOに中止の要請を送信しなくてはならない。FIDOは、かかるメタデータステートメントを貴社要請受領日から15日以内にMDSから取除くことに同意する。
10.2 本規約が終了またはメタデータステートメントがMDSから削除された後、更新されたTOCファイルには表示されずMDSユーザーは削除されたメタデータステートメントにアクセスすることができなくなる。MDSから削除される以前にMDSユーザーがダウンロードしたメタデータステートメントについてリポジトリに保管されている可能性があり、FIDOはMDSユーザーのストレージからメタデータステートメントを削除することや該当メタデータステートメントの利用停止を強制することなどはできないことを貴社は了承し、同意するものとする。
11.FIDOによる終了
貴社が本規約を遵守することができなかった場合、貴社に関する虚偽または不正確な情報をFIDOに提供した場合、FIDOの所有権を侵害した場合、その他の理由により、FIDOは貴社との本規約または貴社アカウントおよび貴社のMDSへのアクセスまたはMDSのあらゆるサービスを一時中止・終了させることができる。なお、第4、5、6、7、10、12、13節は、本規約の終了または満了後も存続するものとする。
12.準拠法および管轄裁判所
本規約は、貴社およびFIDOの間における本規約内容に関する全ての合意を網羅しており、明記されたもの 及び示唆されたものの両方において本規約締結前または締結時における書面・口頭による表明、了解および合意に取って代わる。また、抵触法の定めを参照 する こと なく、本規約はカリフォルニア州法に準拠する。本規約に同意またはメタデータステートメントを提供したことで、貴社は(a)カリフォルニア州サンノゼにある連邦および州裁判所の専属管轄権、(b)手渡しまたは郵送による送達を受け入れ、(c) かかる訴訟において陪審審理を要求する権利およびその他管轄権、裁判地に係る防御を取消不能な形で放棄することに同意したものとする。
13.その他
MDSは米国で管理、運営されている。ここに記載されているその他の規定に制限されることなく、FIDOは、MDSおよびMDSを通じて入手可能なTOCファイル、メタデータステートメント(貴社およびその他ベンダーにより提出されたもの)、サービス、製品、情報その他資料を含むFIDO素材が適切であることまたはその他の場所で使用可能であることを表明しない。MDSにその他の場所からアクセスすることを選択する者は自分の意思で選択したものであり、該当する法令を遵守する責任を負う。本規約内に記載されている全ての権利についてFIDOが放棄または執行を行わなかったとしても、以後もかかる権利またその他本規約で記載されている権利を放棄したとみなさなれないものとする。本規約で使用されている各項目の見出しは、参照の目的の為にのみに記載されており、本規約の解釈に影響するものではない。本規約の当事者以 外の個人または法人が本規約および本規約に記載されている全ての規定についての第三受益者とみなされることはない。本規約に使用されている「含まれる」およびその文法的な変形は、「これらに限定されない」という文言が続くとみなされることとする。MDSに関連してFIDOに貴社によりまたは貴社に代わって提供された個人情報は、FIDOのプライバシーポリシーに従うものとする。詳細については、プライバシーステートメント(https://fidoalliance.org/privacy-policy/)をクリックして参照すること。
バージョン:ST-1.00
日付:2018年5月21日
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