Andrew Shikiar、エグゼクティブディレクター兼CMO
7,800万件以上の契約数を持つ日本最大の移動体通信事業者であるNTTドコモは、新しい認証オプション「dアカウント®パスワードレス認証」を発表しました。 2020年2月より、dアカウントユーザーはパスワードログインを無効にし、FIDO生体認証のみでログインするように設定することができます。 d ACCOUNTパスワードレス認証は、FIDOによる不正ログインを防止し、万が一パスワードが盗まれても、そのパスワードでアカウントにアクセスできないようにすることを目的としています。 ドコモがサポートする生体認証機能付き携帯電話にも搭載され、現在90機種以上が用意されています。
ドコモは、2015年からFIDO認証をユーザーに提供し、FIDOアライアンスとその仕様にボードレベルで貢献するなど、FIDO規格を長年サポートしてきました。 ドコモがFIDO規格に裏打ちされた真のパスワードレス認証をいち早く提供し、完全なパスワードレス化への道を歩んでいることは素晴らしいことです。
私たちはよく、世界のパスワードへの依存を終わらせるという私たちの使命を達成するために何が必要かと尋ねられます。 その答えは、それは一夜にして起こるものではなく、一度に1つのアプリケーションで起こる旅であるということです。 Android、Windows、Google Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefox、Apple SafariにFIDOのネイティブサポートが組み込まれ、すべてのFIDO仕様をサポートするFIDOユニバーサルサーバーが利用可能になったことで、実装作業はほぼ完了しました。 現在、より多くのサービスプロバイダーや企業がドコモの例に倣い、パスワードレスへの移行を開始する準備が整っています。
ドコモのFIDO導入の道のりについて詳しく知りたい方は、 こちらの新しいケーススタディをご覧ください。