この寄稿文は、FIDOアライアンスのエグゼクティブ・ディレクター兼CMOであるアンドリュー・シキアー氏によるもので、IoT技術の採用拡大によって生じるサイバーセキュリティの盲点について詳述している。 こうした問題に対処するため、FIDOアライアンスは2021年にFIDO Device Onboard(FDO)を立ち上げ、展開の効率化とオンボーディング時点でのセキュリティという2つの主要な問題に取り組んでいる。 FDOの主な特徴は、完全に自動化されたデバイスのオンボーディングで、従来は手作業だったプロセスを大幅にスピードアップしている。 FDOはまた、一般的なパスワード認証情報を安全性の高い暗号キーに置き換えることで、攻撃に対するデバイスの堅牢性を大幅に高めている。