パスワードの代わりに構築された安全な認証メカニズムである「パスキー」は、 FIDO アライアンス が今月発表した新しいイニシアチブのおかげで、組織の移植性が向上し、実装が容易になっています。

10月14日(月)にカリフォルニア州カールスバッドで開催される FIDO アライアンスのAuthenticate Conferenceで、研究者は、パスキーを組織が提供しやすく、そして誰もが使いやすくする2つのプロジェクトを発表します。1つは、 Credential Exchange Protocol(CXP) と呼ばれる新しい技術仕様で、デジタルエコシステム間でパスキーをポータブルにするもので、ユーザーの要望がますます高まっている機能です。もう1つは、 パスキー Centralと呼ばれるWebサイトで、開発者やシステム管理者は、既存のデジタルプラットフォームでパスキーのサポートを簡単に追加できるメトリックや実装ガイドなどのリソースを見つけることができます。

「私にとって、この2つの発表は、パスワードへの依存をなくすために業界が協力しているという広範なストーリーの一部です」と、 FIDO アライアンスのCEOであるアンドリュー・シキアー氏は、月曜日の発表に先立ち、WIREDに語った。「CXPに関しては、熾烈な競争相手である企業が、クレデンシャル交換で協力することをいとわないのです」